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愛淫幻夢 ~水底のおくつき


STORY

「螢耶(けいや)に逢いに行ってくる」
 遼(りょう)が、日記にそう書き残して姿を消したのは、元号が昭和と改められた年の、穏やかな秋の午後だった。


 大正12年秋。
 関東大震災で被災した玖絛(くじょう)子爵家の御曹司・遼(りょう)は、邸宅修復作業の間、両親とともに軽井沢の別邸で過ごすことになった。
 別邸は華族や富裕層の別荘が並ぶ地域から少し離れた、雑木林に囲まれた三日月型の湖沼の畔にあった。
 別邸には母屋とは別に月華庵と呼ばれる庵があり、家人は立ち入りを父・榮(さかえ)によって禁じられていた。
 しかし、退屈な日々を持て余した遼は、好奇心に駆られて禁を破り、そこで父の秘密を知ってしまう。
 父は、艶やかな振り袖に身を包んだ人形のような美貌の少年・螢耶(けいや)を月華庵に軟禁していたのだ。
 螢耶は没落した某伯爵家の子息で、借金を肩代わりした玖絛家に買われた身だった。
 愛人を持たぬ約束で母と結婚したはずの父の所業に嫌悪の情を抱きながらも、その愛人である螢耶に次第に魅せられていく遼。同情が恋情に変わるまでに多くの時間は必要なかった。
 関係をもった二人は、榮の目を盗んで秘密の逢瀬を重ねるが…。


 父と息子、そして同性の愛人。
 愛憎と狂愛の果てに明らかになる真実とは?


※ケータイ配信用に加筆した改訂版

概要



【著者】鷲尾滋瑠
【作品初出】1995年
      青磁ビブロス刊マガジンBE×-Boy
【単行本】1997年3月
      茜新社刊:オヴィスノベルズ
【電子書籍版元】茜新社
【レーベル】オヴィスノベルズ
【配信デバイス】ケータイ・iPad・iPhone・iPod-touch・Androidスマホ&タブレット端末(+2014年からPC配信予定)
【備考】「水底の奥津城」を改題