Angels Connextion 2 ~蒼夜に抱かれた天使(よるにだかれたてんし)
STORY
ニューヨークを拠点に世界に事業を展開する巨大企業グループ『レイノルズ』の若き総裁ケン&ジョーは、義兄弟であると同時に、肉体関係をもつ史上最強の恋人同士だ。
そして、彼らは裏組織である新興のアメリカ・マフィア『ジェネラル』の最高権力者でもあった…。
真夏のある日、ケンの父の旧友の画家ディビッド・ジョンソンが個展を開いた。多忙な仕事の合間に時間を割いて画廊に赴いたケンとジョーは、ロビーで一人の紳士と出会う。
肩が触れ合い転倒した紳士は、ケンを見て呟いた。「エンジェル…」と。
その理由はまもなく判明した。個展の目玉ともいえる絵画の名称が、ケンをモデルにした『蒼夜に抱かれた天使』だったのだ。
それからまもなく、ケンは些細なことでジョーと口論になり、別荘に彼を置き去りにして行方をくらませた。
当然ながら心配し苛立つジョー。そんな彼の元に、事故にあった形跡のあるケンのバイク発見の知らせが入った。
しかも、ほぼ同時にデビッドジョンソンに絵画『蒼夜に抱かれた天使』が盗難にあったと泣きつかれ、ジョーは思わず天を仰いだ。
一方、車との接触事故で軽傷を負ったケンは、偶然にも画廊で出会った紳士に助けられ、手厚く保護される。
事情を知った紳士はケンに同情し、彼を匿うことを承知した。
しかし、それは紳士の謀略だった。
時間をおいて冷静になったケンがジョーの元に戻ろうと決意した途端、紳士の態度が豹変した。
※書き下ろし単行本よりも大幅に加筆した完全版